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院長ブログ

院長 三浦 陽平

2015年 06月 30日

これは何でしょうか?

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上の写真を見て、これが何だか分かりますか?

36個の小さいパーツが並んでいますが、勘の鋭い方はすぐに分かったかも知れませんね。

 

答えは、当院の現時点での歯科用インプラントの在庫です!!!

当院では、患者様の顎骨の状態に合わせて、4種類のインプラントを準備しています。歯科用インプラントは世界中の医療機器メーカーから、100種類以上のブランドが販売されていると言われています。まるで車みたいですね!

更にそれぞれのインプラントにおいてサイズも大事な要素となります。顎の骨の、大きさ・硬さ・密度・部位によって、ベストなサイズを選択しなくてはいけません。直径で、3.7㎜・3.75㎜・4.1㎜・4.4㎜・4.7㎜・5㎜。長さで、6.5㎜・8㎜・10㎜・ 11.5㎜・12㎜・13㎜。この組み合わせを出来るだけ揃えておくのが理想です。当然、太く長いインプラントのほうが長持ちしますが、アジア人はそんなに骨が大きくはないので、顎骨にしっかり収まる範囲で出来るだけ大きいインプラントを埋め込みたいんですね。

もちろん、術前にCT写真を撮影して、シュミレーションをしっかり行ってはいます。

ですが、あくまで画像診断は術前の予想に過ぎず、オペ中に“思ったより骨が柔らかいな”“もう少し太いサイズのほうがフィットするな”“神経との距離を考えて短いサイズを使おう”などと、リアルタイムに計画を変更する必要があるんです。

顎骨の幅が9㎜で高さが12㎜であれば、まず用意しておくべきサイズは直径4.7㎜長さ10㎜。(インプラント周囲には2㎜の骨が必要です。)さらにバックアップとして、直径4.1㎜長さ8㎜・直径4.1㎜長さ10㎜・直径4,7㎜長さ8㎜・直径5㎜長さ8㎜・直径5㎜長さ10㎜と、これだけのサイズを揃えておきます。

計算の得意な方は、すでに気付いているでしょう。36個の在庫だと、全然準備としては不十分。なので、ついさきほど30本のインプラントを注文しました。備えあれば憂いなしと言うわけです。

 

 

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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