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2019年 01月 14日

顎関節症②

寒い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?くげぬま海岸歯科クリニック勤務医の梶原です。今回も引き続き「顎関節症」がテーマです。

先日のブログで、顎関節症は、一般の歯科医院では治せるものが限られるということを書きました。それに引き続いて「なぜアゴのコキッという音が治らないか」について書こうと思います。

アゴの音をクリック音といいます。体の関節の骨と骨の間には、軟骨というものがあります。顎関節にも軟骨があります。「関節円板」と言います。

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アゴの関節の場合、アゴの骨にも軟骨にも筋肉がくっついています。そして、一つの筋肉が枝分かれして骨と軟骨を引っ張っています。

この時、軟骨の方だけが早く引っ張られていると、骨が行きたい場所へ行くのを軟骨が邪魔することになります。ここを無理に通るときにクリック音が鳴ります。

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クリック音はほとんどなくすことができません。

関節の内部の構造は複雑になっています。加えて、仮に関節を手術したところで必ずうまくいくという保証はありません。いまだに探り探りで研究されている分野なのです。

関節の音が鳴るのは、指をコキコキ鳴らすのと同じだと思ってください。これ自体はさほど問題ではありません。大事なのは、悪化の可能性があるかどうか、です。

悪化する前の症状として、クリック音が出ることはあります。ですが、すべてのクリック音が悪化の前触れというわけではないのです。ですので、見極めが必要となってきます。

悪化する際には、主に二つのことが関わっています。一つは睡眠中の歯ぎしり。もう一つはかみ合わせの問題です。

睡眠中の歯ぎしりは治せません。これは寝返りをうたないようにすることと同じで、人間のもともとある動きを止めるというのは不可能に近いからです。

ですので、顎の治療は基本的にはかみ合わせを調整します。

具体的にはマウスピースを作り、そこでかみ合わせを見直していきます。

もし、ご心配な方がいらっしゃれば、一度お越しいただいてはいかがでしょうか?病気への不安は、それがどんなものか、どの程度かがわからないから不安な気持ちが起こります。

まずは知ることから。

処置の必要があるのか、それともないのか。それがわかるだけでも、不安は和らぐと思います。

 

顎関節症①はこちら


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