ダイレクトボンディング(自費治療)とは?
ダイレクトボンディングとは、虫歯を削ったあとに、光を当てると固まる白い樹脂(プラスチック)を詰める治療です。保険診療においても“CR充填”と呼ばれる似たような治療がありますが、ダイレクトボンディングは以下の点で優れています。
※もちろん保険診療のCR充填でも、丁寧な治療を心がけています。
虫歯を治療するという意味では、違いはありません。
1審美性に優れている。
下の写真のようにダイレクトボンディングでは、多くの色から、患者様の歯と調和する樹脂を選択します。色調と透明度の再現が可能であり、仕上がりの美しさはCR充填の比ではありません。
2耐用年数が長い。
CR充填の耐用年数は3年、ダイレクトボンディングの耐用年数は6年と言われています。ダイレクトボンディングの方が硬度に優れた樹脂を使用できるためです。
3接着強度が3倍ある。
CR充填と比較して、ダイレクトボンディングの歯質との接着力は3倍あります。
咬合力が強いために、歯の根元の部分が欠けてしまっているようなケースにおいては、ダイレクトボンディングに優位性があります。
ダイレクトボンディングとセラミック(被せ物)の違い
ダイレクトボンディングはあくまでプラスチックなので、経年劣化していきます。
その為に、定期的な研磨や修理などのメインテナンスが必要となります。
セラミック(被せ物)のメリットは、質感や艶の完全な再現が可能で、耐用年数も10〜20年と永続性に優れています。その代わり、ダイレクトボンディングには歯を削る量を最小限にでき、1日で治療が終わるというメリットがあります。
当院での治療例


本来はセラミックを被せるのが、最もオススメの治療方法となります。
今回は、患者様のどうしても歯を極力削りたくない、治療にかかる回数を極力少なくしたい、と言う強い要望もあり、ダイレクトボンディングによる修復を行うことにしました。







ダイレクトボンディングのメリット
審美性・永続性・機能性ではセラミック治療が優れていますが、ダイレクトボンディングには歯を削る量が少ない・治療が即日で終了可能というメリットがあります。
ダイレクトボンディングの主なリスク・副作用
稀に欠けたり、外れることがあります。セラミック治療と比べて審美性・永続性・機能性で劣ります。
ダイレクトボンディングの費用(医療費控除の対象となります)
範囲が小さい虫歯 | 30,000~40,000円+消費税 |
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範囲が大きい虫歯 | 50,000円~100,000円+消費税 |