院長ブログ

2019年 03月 03日

舌がん(口腔がん)②

前回の舌がんの記事への反響が大きく、先週は10人以上の方が舌がん(口腔がん)のチェックに来られました。

数名の患者様から、舌がんについての分かりやすい情報を教えて欲しいという依頼がありましたので、以下に列挙します。

・原因→放置した虫歯、合わない入れ歯、悪い歯並び、口腔内の汚れ、喫煙、飲酒
・頻度→口腔がんの半分を占める(残りは歯肉がん、口唇がん、頬粘膜がん、口底がん、上顎洞がん など)
・年齢→50〜70歳代
・性別→男性:女性=2:1
・症状→無症状。しみることもある。
・転移→転移しやすい。
・組織型→扁平上皮癌

今回の堀ちえみさんの報道で、舌がんを心配される方がたくさんいますが、定期的に歯科医院でお口の中をチェックして貰ってさえいれば、防げる病気だと思います。

舌がんを引き起こすきっかけは、口腔内の尖っているものからの刺激と、タバコやアルコールからの刺激です。
尖っているものとは、放置してしまった大きい虫歯合わない入れ歯が主になります。
また、喫煙過度な飲酒は口腔がんに限らず、全てのがんを引き起こします。

悪い歯並びも、残念ながら舌がんの原因になりますが、歯列矯正は治療対象が若い方に限られるので、こちらから治療を提案するケースは限られます。悪い歯並びを気にされている若い方は、早い段階で矯正治療を受けられることをお勧めします。歯並びが良くなれば、虫歯にもなりにくいですし、汚れもたまりにくいので、最高の舌がん予防方法とも言えます。

虫歯をしっかり治療しておき、入れ歯にならないように、定期的に歯科医院でクリーニングとメインテナンスを受ける。
禁煙して、飲酒はほどほどに嗜む。
以上の2点が、舌がん(口腔がん)予防に大事なポイントとなります。

余談ですが、僕の妹の義理のお父さんも、一昨年に口腔がんのために手術を受けました。
顎のリンパ節にまで転移していましたが、がんの切除手術と再建手術も成功して、今はとてもお元気です。

本人的には全く自覚症状が無かったのですが、かかりつけの歯医者さんが定期検診時にがんを発見してくれたそうです。
当たり前ですが、長いお付き合いがあればこそ、早期発見が可能なんですよね。
患者様の性格や生活習慣まで把握するには長い時間がかかりますから。。。


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