院長ブログ

2019年 03月 24日

歯性上顎洞炎

虫歯もないのに、歯の痛みや違和感を感じたら、、、「歯性上顎洞炎」かも知れません。

上顎洞という言葉を初めて聞く方も多いかもしれませんね。

鼻の穴(鼻腔)の周りには、4つの副鼻腔と呼ばれる空洞(前頭洞・篩骨洞・蝶形骨洞・上顎洞)があります。
この上顎洞の内部で炎症が起きている状態を、上顎洞炎と言います。


上のイラストでわかるように、上顎の奥歯のすぐ上に、上顎洞はあります。
個人差はあるのですが、上の奥歯の根っこが上顎洞とつながっているケースがあります。
過去に大きい虫歯のために痛みが生じてしまい、歯の根の治療(根管治療)を受けている方は、歯性上顎洞炎になる可能性が高いと言われています。
虫歯菌や歯周病菌が歯の根の内部を伝い、上顎洞内にまで入り込んで、炎症を引き起こすためです。

歯が原因ですから、原因となっている歯を抜くか再根管治療を受けることが、必要となります。

ややこしいのは、上顎洞炎には歯性と鼻性の2パターンがあることです。
鼻性上顎洞炎は、鼻から侵入した細菌が原因による炎症です。
当院では、レントゲンやCT写真を撮影して、1本1本の歯の状態を確認した上で、歯に原因がないと診断した場合は、耳鼻科をご紹介しています。
鼻性上顎洞炎の場合は、2週間以上の抗生剤長期服用で完治することが多いと言われています。

耳鼻科にすでに通院しているものの、上顎洞炎がなかなか改善しない場合は、歯科医院での検査を受けられることをオススメします。

 


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