静脈内鎮静法(睡眠無痛治療)

Relax Anesthesia

静脈内鎮静法とは?

インプラントや親知らず抜歯などの外科処置の際に、血圧や呼吸を管理しながら、点滴からお薬を入れていきます。
数分経過すると、お薬が効いて眠くなります。
ただし、全身麻酔とは異なり、意識が完全に失われることはありません。
「お口を開けて下さい」といった指示に応じることもできます。
お酒をたくさん飲んでぐっすり寝ているような感覚ですので、緊張することもなくリラックスして治療を受けて頂けます。
治療終了時には、お薬の健忘効果により、処置中のことはほぼ覚えていません。
当院での静脈内鎮静法は、東京大学病院で研鑽を積んだ、麻酔専門医が担当いたします。

静脈内鎮静法のメリット
  • 不安や恐怖心がなくなり、リラックスして治療を受けることができる。
  • 生体モニターで、麻酔科医が患者様の容態を常に確認しているので、持病をお持ちの方でも安心して治療を受けることができる。
  • 健忘効果があるので、治療時間をとても短く感じる。
  • 点滴をしているので、患者様の急なトラブルに即座に対応できる。
  • 嘔吐反射が弱まる。
静脈内鎮静法のデメリット
  • 麻酔専門医のスケジュールに治療の日時を合わせる必要がある。
  • 健康保険適応外となるので、88,000円(税込)の費用がかかる。
  • 治療終了後に、車や自転車の使用を控えなくてはいけない。

静脈内鎮静法が対象となる方

  • 歯の治療に恐怖心がある方
  • 歯の治療中の音が苦手な方
  • とにかく治療中の痛みを感じたくない方
  • 治療後の痛みと腫れを最小限にしたい方
  • 無痛インプラント治療を受けたい方
  • 無数親知らず抜歯を受けたい方
  • 寝ている間の3時間で一気に治療を進めたい方

静脈内鎮静法を活用した「短期集中治療」とは?

  • 「時間がない」
  • 「できるだけ通院回数を減らしたい」
  • 「歯がボロボロで悩んでいる」

上記のようなお悩みを抱えている方には、静脈内鎮静法を活用した「短期集中治療」をご提案します。
当院では、可能な限り短期間で治療が終わり、患者様のご負担が最小限になるような治療計画を立てています。
海外から一時帰国中の方からも、眠っている3時間で困っている箇所を同時進行で治せるため、とても人気のある治療方法です。

静脈内鎮静法(睡眠無痛治療)が心配な方へ

当院で睡眠無痛治療を担当する中島慶次先生は、院長の母校でもある北海道大学歯学部を卒業。
東京大学病院顎口腔外科で研修を積んだ後、東京大学医学系大学院外科学専攻博士課程を修了。
歯科麻酔専門医として活躍されています。
丁寧で誠実な人柄で、当院の患者様からも人気があります。
北海道大学歯学部では院長の1期後輩となり、同じ硬式テニス部に所属していました。
公私ともに信頼関係のある中島先生に全身管理をお願いすることで、患者様の治療に対する痛みと不安を取り除ける体制を整えています。

静脈内鎮静法の注意事項

  • 喘息や糖尿病、高血圧、内臓疾患などの持病のある方、あるいは以前あった方、現在薬を服用されている方は必ず事前に担当医におっしゃってください。
  • 食品や薬にアレルギーのある方は必ず事前に担当医におっしゃってください。
  • 当日は軽めの食事を3時間以上前までに済ませておいてください。飲み物も控えめにしてください。なお、血糖値をコントロールされている方はご相談ください。
  • 手の指で血液中の酸素濃度を測定するため、マニキュアやネイルアートは落としてきてください。
  • 治療後の自動車・バイク・自転車の運転は非常に危険です。絶対に運転しないでください。
  • 治療後に重要な決定を必要とする会議などへの参加は避けてください。

中島 慶治(麻酔専門医)

中島 慶治(麻酔専門医)

略歴

2004年 北海道大学歯学部 卒業
2006年 東京大学医学部附属病院 顎口腔外科臨床研修医 修了
2010年 東京大学医学系大学院 外科学専攻博士課程 修了
医学博士号 取得
2012年 日本学術振興会 特別研究員

所属学会

  • 日本口腔外科学会
  • 日本歯科麻酔学会
  • 日本口腔科学会

麻酔科医【中島慶治Dr.】にインタビュー
院長との学生時代の思い出や麻酔科専門医に至るまでの軌跡

麻酔科医 中島Dr.はどんな人??

当院には歯科治療が苦手だったり、一度に沢山の部位の治療を希望される患者様も多く、通常の歯茎の麻酔だけでは辛いと感じる方もいらっしゃいます。
そんな時、中島先生が行う静脈内鎮静法によって恐怖心やストレスなく歯科治療を進める事が出来ています。

麻酔と聞くと…
「ちょっと怖い」「専門的で難しそう」「危ないのでは?」と思う方も多いかもしれませんが、中島先生は北海道大学を卒業した後、東大で博士号までとった技術力!
当院院長の三浦先生も絶大な信頼を置いています!

また、とっても温和で親しみやすい人柄♪
患者様は覚えていないのが残念ですが、オペ中の声掛けもとても優しくて、スタッフからも人気のある先生です!

なぜ麻酔科医に?

麻酔科医になったきっかけ

学生時代は、特別麻酔に興味がなかったという中島先生。
大学卒業後、口腔外科に所属していた際、麻酔科研修を受ける機会があり、そこで運命の出会いがあったそうです。

『出会った先生方や麻酔の神秘、面白さに魅了され、一生の仕事にしようと方向転換の決意をしました。』

一度決めたらとことん続ける性格だという中島先生。
その言葉通り、今もなお現場で患者さんと真摯に向き合っています。

テニスと映画、そして三浦院長との青春時代

学生時代は硬式テニス部に所属し、夏のシーズン中は練習三昧!
北海道では、冬になると外での練習が難しくなるため、自宅で映画鑑賞に没頭していたとのこと。

実は、当院の三浦院長が先輩としてテニス部に在籍しており、手作りのチラシで中島先生を勧誘したそうです…!!
そのまま、ご飯に連れて行ってもらい、しっかり胃袋をつかまれたそうですよ。

1人暮らししていた家も近く、何度も家に遊びに行っていた仲で、三浦先生は何度も手料理を振舞っていたそうです!

そんな出会いから交流が、今こうして仕事仲間として続いているのは、素敵ですよね♪

麻酔科医としてのやりがい

中島先生にとって、一番のやりがいは「麻酔によって患者さんのストレスや緊張が解ける事」。

『手術前は緊張されていた患者さんが、無事に終わって晴れやかな表情で帰っていく姿を見ると、やっていてよかったなと感じます。』

中でも特に印象に残っているのは、10歳の女の子の抜歯症例で麻酔を担当した時の事。

「怖さを我慢していた子が、処置後に嬉々とした表情で帰って行った事」は10年経った今でも覚えているそうです。

睡眠無痛麻酔があれば、治療が苦手でも大丈夫!

日々、患者さんの不安や緊張を取り除くために、細やかな気配りと確かな技術で支えてくれている中島先生。
当院の集中治療や睡眠無痛治療を最高のクオリティで提供できるのは、中島先生のおかげです。

院長のインプラントやセラミック治療×中島先生の無痛麻酔
この組み合わせで痛みのない高度な治療を実現します!

「歯科治療が怖い…」
「眠っている間にすべて終わらせてほしい!」

そんな方は、どうぞお気軽にご相談くださいね♪

静脈内鎮静法の流れ(インプラント手術の場合)

  1. STEP01

    麻酔専門医によるヒアリング

    麻酔専門医が、処置前に当日の健康状態について、お話を伺います。
    心配なことがあれば、なんでもお聞き下さい。

    ヒアリング
  2. STEP02

    生体モニターを取り付け

    血圧・呼吸・脈拍を監視する生体モニターを取り付けます。

    生体モニター
  3. STEP03

    点滴からお薬を投与

    点滴から少しずつお薬を入れていきます。

    点滴
  4. STEP04

    麻酔専用の機械でコントロール

    麻酔専用の機械で、お薬の注入量をコントロールするので、とても安全です。

    麻酔専用の機械
  5. STEP05

    麻酔専門医が患者様の状態を常にチェック

    麻酔専門医が患者様の状態を常にチェックしているので、より安全に手術を受けて頂けます。

    麻酔専門医が患者様の状態をチェックしている様子

静脈内鎮静法の費用

費用 88,000円(税込)