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メタルフリー治療(銀歯を白い歯に)

Metal Free

当院では、身体に優しく金属を一切使わないメタルフリー治療を推奨しています。

メタルフリー治療とは?

メタルフリー治療とは、金属アレルギーを引き起こす可能性がある、健康保険で使われる銀歯を使用しない治療方法です。
銀歯の代わりに、大きい虫歯であればセラミック治療で、対応します。
残念ながら、銀歯を用いる手法は、他の国では行われていません。
銀歯を繰り返し使用してしまうことで、最初の治療から18年後には歯を抜かれてしまうという科学的根拠もあります。
当院では、銀歯を一切使用しないことで、より患者様の歯が長持ちすることを目指しています。

治療修復のサイクル図

歯科修復物の使用年数に関する疫学的研究 口腔衛生学会46より

メタルフリー治療が対象となる方

  • 金属アレルギーの方
  • アレルギー体質の方
  • 皮膚科で、「掌蹠膿疱症」と診断された方
  • 皮膚科で、湿疹の原因が歯科用金属かもしれないと指摘された方
  • 歯を長持ちさせたい方
  • 銀歯を入れたくない方
  • 虫歯の再治療を防ぎたい方
  • 歯周病を予防したい方
  • 口臭が気になる方

歯科における金属アレルギーとは?

歯科における金属アレルギーは、虫歯治療に使われた銀歯が原因で、全身に様々な症状が発生してしまうことを指します。
保険が効かない金(ゴールド)での虫歯治療や、インプラントで使用されているチタンでは、まず金属アレルギーは発生しません。
銀歯に代表される健康保険適応の金属には、非常にアレルギー性の高い、銀・銅・すず・亜鉛・ニッケルなどが含まれています。
ピアスなどのアクセサリーによる金属アレルギーとは異なり、唾液を介して金属イオンが体内に少しずつ流れ込むことが特徴です。
すぐに金属アレルギーの症状が出るのではなく、初めて入れた銀歯で感作し、2回目以降の銀歯による治療で、アレルギーが発現することもあります。
(遅延型と呼ばれています。)

銀歯由来の金属アレルギーが疑われる場合

  • 過去に金属製のアクセサリーや腕時計で、皮膚がかぶれたことがある。
  • なかなか治らない皮膚病がある。
  • 口の中の粘膜の病気(びらん・扁平苔癬)がある。

以上のような症状がある場合、銀歯による金属アレルギーの可能性があります。
金属アレルギーかどうかの診断をご希望する場合は、皮膚科でのパッチテストをお勧めいたします。(健康保険が適応されます。)

金属アレルギーの心配のないセラミック治療

ハイブリット(樹脂とセラミックの中間の素材)での治療もありますが、ほとんどのケースにおいてメタルフリー治療=セラミック治療となります。
なぜなら、すでに銀歯を使用されているということは、強度に劣る樹脂やハイブリットでは修復できないことが多いからです。
当院では、金属アレルギーに悩まれて来院された患者様へのセラミック治療の実績が多数あります。
全ての銀歯を外してセラミックに交換することで、数ヶ月の時間はかかりますが、アレルギー症状は必ず治ります。

治療例 1

初診時口腔内写真。
全ての銀歯をセラミックに交換することを希望されて来院されました。
合計12本の銀歯が入っていました。

メタルフリー治療終了後の口腔内写真。
12本の銀歯と3本のプラスチックを全てセラミックにしました。
見た目が美しいことに加え、歯周病や口臭のリスクもありません。
3ヶ月の1回のメンテナンスに来て頂くことで、銀歯とは異なり虫歯が再発することもほぼありません。

治療例 2

初診時の口腔内写真。
全ての奥歯に銀歯が入っています。
顔と手足にひどい湿疹ができてしまい、皮膚科を受診したところ、銀歯の中のパラジウムによる金属アレルギー(掌蹠膿疱症)と診断されました。

メタルフリー治療後の口腔内写真。
全ての銀歯をセラミックに交換しました。
セラミックは見た目が白く美しいだけではありません。
生体親和性に優れているので、アレルギーの原因となることもありません。
顔と手足の湿疹も完全に無くなり、患者様にはとても喜んで頂けました。

治療例 3

見た目の悪さと噛み合わせの不調を気にされて来院された患者様の初診時口腔内写真。
合計7本の銀歯を全てセラミック冠で修復することになりました。

メタルフリー治療後の口腔内写真。
見た目も良くなり、噛み合わせの不具合も改善されました。
セラミックは適合精度にも優れているため、汚れが付きにくいメリットもあります。
歯磨きもしやすくなり、口臭も気にならなくなったそうです。