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院長ブログ

院長 三浦 陽平

2019年 07月 25日

小児歯科の診療コンセプト

当院には毎日たくさんのお子さんが来院されています。
当院の治療方針に共感して頂ける方々に来院して頂き、ありがたい限りです。
ここで、最新バーションの小児歯科のコンセプトを列挙したいと思います。
お子さんの嫌がることはしない。
虫歯だからと言って、やみくもに削らないことを心がけています。

①こどもの歯科治療について
お子さんの治療に対する不安を少なくするために、まず治療の練習から行います。
練習だけで何回か通って頂く場合もありますが、将来的に歯医者嫌いにならないことが何よりも大切だと考えております。
嫌がるお子さんに対して、無理やり押さえつけて治療を行えば、歯科医院が怖い場所になってしまいます。そうなると、なかなか定期検診に来れなくなってしまい、再度虫歯になってしまいます。
また、乳歯に虫歯が見つかったとしても、いつかは永久歯に生え変わりますので、それまで進行しないように経過観察をしていくほうが良い場合もあります。

②麻酔は使いません
麻酔を使用してしまうと、ほとんどのお子さんは歯医者嫌いになってしまいます。
乳歯の場合は、麻酔を使ってまで虫歯全てを取り除く必要はなく、永久歯に生え変わるまでの間に痛みを引き起こさなければOKという考え方です
永久歯の大きい虫歯では、麻酔は必要になりますが、あくまでもお子さんが辛くない範囲内での治療しかやりません。
その代わり虫歯が進行しないような工夫をしておいて、お子さんが大きくなってから本格的な治療を行うようにしています。

③虫歯のレーザー探知機
ダイアグノデントという機械を使用すれば、虫歯の大きさを数字で判断できます。
健康な歯→0~15
経過観察で良い虫歯→16~40
治療が必要な虫歯→41~
小さい虫歯であれば、食生活の改善とフッ素の活用により、虫歯の進行をストップできます。

④サホライド
サホライドの成分はフッ素と銀です。
サホライドを塗るとフッ素イオンと銀イオンが吸着して、虫歯の進行を止めることができます。
麻酔なしで少しだけ削ってから、虫歯にサホライドを塗るのは小さいお子さんでも受け入れてくれます。
唯一の欠点は、塗った部分が真っ黒になることです。
そのために学校検診で、虫歯とチェックされてしまうことがあります。
当院では、見えにくい箇所の乳歯に限り使用しています。

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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