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当院スタッフによるブログです。

2022年 03月 02日

歯を抜かないための先端治療①~歯根端切除術~

こんにちは! くげぬま海岸歯科クリニックです。

ご自分の歯を抜歯しなくてはならなくなったとしたら、どうしますか?

本格的に残すことができない場合、インプラントなどをご検討される方も多いかと思います。

でも、もし歯を抜く必要があると宣告された場合でも、歯を残せる可能性があれば、出来る限りご自分の歯を使っていきたいですよね。

当院では、できる限り患者様の歯を残すことを心がけています。

今日は、その方法の1つ”歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)”についてご紹介します。

歯根端切除術とは?

歯根端切除術は、歯根の病巣(嚢胞)が大きく歯を抜かないといけない場合に行われます。

通常の根管治療だけでは、歯根の病気は治せない場合、外科的に歯茎の方から膿が溜まった病巣(嚢胞)を切除していく手法です。

従来の肉眼による歯根端切除術は、成功率が低い欠点がありました。

当院では、米国式の精密歯根端切除術を行っています。
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)とMTAセメントを使用して歯根端切除術をおこなっており、
この方法だと歯を残せる可能性が90%以上とアメリカの学会において報告されています。

歯根端切除術が対象になるのはどんな状態?

  • 根管治療を何度も受けているが、痛みや腫れが続いている場合。
  • 歯根の形態が複雑で、根管治療を行うことが困難な場合。
  • 歯の土台を外して、根管治療を行うことができない場合。
  • すでにセラミックが被さっていて、セラミックを外したくない場合。

どのような手順で治療をするの?

①歯根の形態と病巣の大きさをCTを撮影して確認します。
②マイクロスコープを使用して、病巣の切除と除去を行います。
③歯根の先端部分をMTAセメントで封鎖します。
 MTAセメントには、殺菌力と骨再生能力があります。
④手術後、少しずつ病巣があった部分に骨が再生していきます。

歯や根の位置によって、手術できない部位はありますが、基本的にこのような手順で治療は進んでいきます。

リスクや治療期間について

歯根破折が生じた場合は、インプラント治療が必要になることがあります。

治療期間は約10日
1回目に手術、2回目に抜糸を行います。
3ヶ月〜6ヶ月後に最終チェックが必要です。

費用について

MTAを用いた歯根端切除術は保険外診療となります。

当院では、税込み(¥110,000)で行っております。

次回は”挺出”という方法についてご紹介します!
歯を抜かないための先端治療②~挺出~

歯を抜かないための先端治療③~再植~

歯を抜かないための先端治療にご興味がある方は、是非こちらもご覧くださいね♪

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