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院長ブログ

院長 三浦 陽平

2021年 09月 15日

痛くない麻酔

当院では、患者様にできる限り痛みを与えないために以下のような工夫をしています。

①表面麻酔
麻酔を行う部位に、感覚を鈍くするゼリーを塗る、もしくはシールを貼っています。
5分経過後には、歯茎表面の感覚がなくなってくるので、麻酔針が刺さったことが分かりません。

②歯根膜注射器(パロジェクト
パロジェクトを使用することで、通常の麻酔器では難しい歯根膜への注射が正確に行えます。
テコの原理を利用することで、軽い力で麻酔液を注入できます。
麻酔効果がすぐに現れ、また麻酔の不快症状を最小限にとどめることが可能です。
当院では、通常の虫歯治療と審美歯科(セラミック)治療に使用しています。
唯一の欠点は、1個46,000円もすることですね。。。
7台の診療台全てに完備しているので、46,000円×7=322,000円もかかっています。
でも、麻酔をする僕にもすごいメリットがあります。
クリック操作で麻酔が行えるので、指が全く疲れないのです。
麻酔で指が疲れない分、大事な治療によりエネルギーが注げるので、パロジェクトは自分の診療に欠かせません。

③自動麻酔器(アネジェクト
麻酔の痛みには2種類があります。
「針を刺される痛み」と「麻酔液が注入される時の痛み」です。
アネジェクトを使用すると、麻酔液の注入スピードをコントロールできるので、痛みを最小限にできます。
最初は低速で、その後は緩やかに注入スピードが上がっていきます。
当院では、歯周病の外科手術と親知らず抜歯とインプラント治療の際に使用しています。
パロジェクトと比較すると、より広範囲の処置に使用している感じですね。
電動の自動麻酔器も1台150,000円ほどします。
これでも昔よりは大分安くなったこともあり、当院では2台を用意しています。

④針のない麻酔器(シリジェット
「針を刺す痛み」を無くすために、 シリジェットにはなんと針がありません。
その代わりに麻酔液を強圧で噴射させることで、歯茎の中に麻酔液を注入します。
なにしろ針がないので、とにかく歯科治療が怖いという方にはオススメの麻酔方法です。
難点としては、強圧で麻酔液を噴射するので、その音が大きいことです。
また、少しの麻酔液しか入れることができないので、シリジェット単独では小さい虫歯治療にしか使えません。
シリジェットのお値段は驚愕の1台338,000円!!!
でも、当院では現在ほとんど使っていません。
なぜなら、シリジェットはアメリカ製なだけに、とにかく大きいのです。
日本人の手で扱うには不便で、手ブレが生じやすいので、患者様に頼まれた時だけ使っています。

合計すると麻酔の注射器だけで100万もかかっていることに気がつきました。
今、一番愛用しているのは②パロジェクトですね。
コンパクトでオシャレなデンマーク製なだけに、お気に入りです。
患者様にできるだけ、痛くない麻酔で短時間で治療が終わるように、明日からも頑張ります!

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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