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院長ブログ

院長 三浦 陽平

2015年 09月 17日

短いけど、頼りになります!

今月から、当院のインプラントの選択肢にショートタイプが加わりました。

10年くらい前までは生体に埋め込んだインプンラントが安定的に機能するためには、13㎜の長さが必要と言われていました。

それが、技術の進化により段々と短くなっていき、10㎜で十分になり、噛み合わせが安定している方ならば8㎜でも大丈夫かな?ということに。

当然、長くて太いインプラントを使用できればそれがベストなのですが、欧米人と違って華奢な日本人の顎骨は骨量が少ない場合が多いんです!!歯を支える歯槽骨が完全に溶けてしまうまで、無理やりにでも状態の悪い歯を残してしまう風潮も、それに拍車をかけていますが。。。

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右のインプラントは、今までの当院で扱っていた中では一番短い長さ8㎜のもの。

左のインプラントは、新規に導入した長さ5,5㎜のもの。(鏡面研磨された部分も含めると長さ7㎜ですが、骨内に埋め込むのはネジ山が切ってある部分のみとなります。)

もちろん、短い代わりに直径は7㎜もあって、ずんぐりむっくりな形をしています。審美性が求められる前歯には使用出来ませんが、奥歯には向いている形でしょう。

今までは、長さ10㎜以上直径4㎜前後のインプラントが埋入できるだけの骨量がない場合は、骨造成が絶対に必要という考えでした。しかしショートインプラントをうまく利用できれば、骨造成が必要なケースは半分以下になるかも知れませんね。

耳鼻科や整形外科に長く通院されている方ですと、骨造成が出来ないケースもありますから、選択肢が増えるのは嬉しいことです!

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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