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院長ブログ

院長 三浦 陽平

2021年 03月 27日

他院で受けたインプラントの再治療①

インプラント治療が日本で一般的に行われるようになってから、20年ほどの時間が経過しました。
それに伴い、過去にインプラント治療を受けられた方のリカバリー治療を行うことも増えてきています。


他院で10年以上前に顎骨に埋め込んだインプラントが、
・グラグラする。
・噛むと痛い。
・繊維性のものが挟まる。
・腫れて痛い。
などと言ったお悩みで当院を受診される方が多数いらっしゃいます。

一番ベストなのは、以前インプラント治療を受けられた医院で、再治療を受けて頂くことです。
やはり、過去の情報を持っているというのは大きなアドバンテージですし、インプラントメーカーとの連携もスムーズに進みますから、治療費も少なくすむことが多いです。
しかし、転勤や引っ越しで、以前通院していたクリニックに行くのが不可能な場合は、当院でできる限りのリカバリー治療を行うことを心がけています。

他院で受けたインプラントの再治療症例①

10年以上前に他院で入れた前歯のインプラントが抜けてしまい、当院を受診されました。
抜けてしまったインプラントの写真です。インプラント周囲炎が脱落の原因だと思われます。
直径4ミリ長さ10ミリほどのインプラントフィクスチャーでした。
早急に見た目の回復を図る必要があったため、初診日の3日後にインプラントのリカバリーオペを行うことになりました。
脱落してしまったインプラントよりも長いインプラントを埋め込むために、鼻腔底に近い部分の骨をドリルで削ります。
直径4ミリ長さ15ミリの新しいインプラントを埋入していきます。
インプラントが理想的な位置に埋め込まれました。
インプラント埋入後のCT写真です。
長いサイズのインプラントを硬い鼻腔底の骨に噛み込ませることで、即日で仮歯を入れることができます。
仮歯用の土台を建てます。
オペスタートから1時間半後に、美しい仮歯が入りました。
2ヶ月間は硬いものを前歯で食べないように気をつけて貰う必要はありますが、それ以外に注意事項はなく通常の生活を送って頂けます。
仮歯を3ヶ月ほど使用して頂いてから、最終的なセラミック歯に交換して治療終了となります。

他院で受けたインプラントの再治療② はこちら

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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