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矯正歯科症例
2024年 03月 02日

矯正歯科症例 治療期間を短くしたい方のための矯正治療。

年齢・性別

20代・女性

来院動機

右の八重歯が唇に当たって痛い。
全体的に歯並びも歪んでいるので、矯正治療で治したい。
可能なら、来院期間が短くなるように配慮して欲しい。

初診時の口腔内写真

初診時口腔内写真。
右の糸切り歯(前から3番目の犬歯)はかなり上方にあります。
また、奥歯もしっかり噛めているとは言い難い状態です。
左側からの口腔内写真。
こちらの角度からの写真だと尚更、右の八重歯が目立ちます。
右側からの口腔内写真。
上顎の口腔内写真。
下顎の口腔内写真。

治療方針

今回のケースでは、右の八重歯を残すか抜くかで、治療期間が大きく異なりました。
①右の八重歯を残して、4番目の小臼歯を抜く。
 八重歯の移動距離が非常に長いため、矯正治療の動的期間は3年半以上になることが予想されました。
②右の八重歯を抜いて、4番目の小臼歯を犬歯の代わりにする。
 八重歯を移動させる必要がないので、矯正治療の動的期間は2年半で済むことが予想されました。

患者様には2つの診療方針のメリットとデメリットをご説明させて頂き、患者様は②の方針を選択されました。
歯列矯正は、どうしても長い通院期間が必要となります。
どんなに最終的な仕上がりが良くても、通院期間が長すぎるのは、患者様の負担が大きくなってしまいます。
治療の結果(仕上がり)だけを優先するなら、もちろん①が望ましいです。
しかし、それ以外の要素も考慮した治療計画も提案する必要もあると当院では考えております。

当院では、矯正治療をスタートする前に、歯列矯正の手法による治療期間や治療費用を明示しております。
矯正治療をスタートする前に、詳細な診断書及び治療計画書をお渡ししていますので、患者様にはご自分の納得できる手法を選んで頂きたいと思っています。

治療中の口腔内写真

治療中の口腔内写真。
上顎は裏側に矯正装置が付いています。
左側からの口腔内写真。
右側からの口腔内写真。
上顎の口腔内写真。
右の八重歯を抜いて、4番目の歯を犬歯の代わりとしています。
下顎の口腔内写真。

治療後の口腔内写真

矯正治療終了後の口腔内写真。
約2年半の動的期間(歯を動かす時期)で、ここまで美しい歯並びになりました。
右側の犬歯を抜いても、見た目の違和感もないことが分かります。
左側からの口腔内写真。
奥歯もしっかり噛むようになりました。
右側からの口腔内写真。
横から見ても、犬歯を抜いたとは分からない仕上がりです。
上顎の口腔内写真。
上顎の前歯にはワイヤーによる保定装置を装着しました。
下顎の口腔内写真。

矯正医より

治療期間を短くしたい方の場合は、現実的な治療計画を提案することを心がけています。
また、治療中の矯正装置を目立ちにくくしたい方の場合はハーフリンガルを、推奨しています。
もちろん、裏側矯正での対応も可能ですので、矯正診断の際にお気軽にご相談下さい。

症例の治療に必要な標準的な費用(当投稿日現在)

 880,000円(税込) ハーフリンガル

  • 調整費別途

主なリスク・副作用

きちんと歯磨きをしないと、虫歯や歯周病が進むことがあります。

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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