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矯正歯科症例
2022年 07月 10日

矯正歯科症例 口をうまく閉じれないので、鼻で呼吸できない。

年齢・性別

30代・男性

来院動機

子供の頃からずっと口元がコンプレックスで、嫌だった。
うまく口を閉じることができないので、鼻呼吸がうまくできず常に口が乾いている。

初診時の口腔内写真

治療方針

鼻呼吸(通常の呼吸)ができずに口呼吸になってしまう原因は、実は歯並びに問題があることがあります。
鼻呼吸を行うには口を閉じる必要があります。
歯並びが悪い→口を閉じにくい→口が開いたままだと鼻でうまく呼吸できない→口呼吸でなんとか対応する。
以上のような悪循環に陥ってしまうと、常に口で呼吸するようになるので、とても疲れやすい体質になってしまいます。
見た目を美しくすることと同じくらい、正常な鼻呼吸ができるようにすることも矯正治療の大事な目的となります。
今回のケースでは、上下の前歯が前方に突出していることが、口を閉じにくくしていました。
外側に矯正装置を付けると更に口が閉じにくくなってしまうので、裏側に矯正装置を付けるフルリンガルで対応することになりました。

治療後の口腔内写真

矯正医より

今回の症例では、裏側矯正(フルリンガル)を患者様にお勧めしました。
上下の前歯が出っ歯になっている方の場合は、表側よりも裏側に矯正装置を付ける方がスムーズに歯が動きます。
もちろん、頑張れば表側矯正でも対応できますが、唇が矯正装置で傷つきやすい、更に口呼吸になってしまう、などのデメリットがあります。
私は耳鼻科の病院でも勤務しています。
鼻に問題がないのに口呼吸になってしまう方は、歯並びに原因があることがあります。
歯並びや噛み合わせが悪いと、上顎の発育が遅れ、鼻の機能が低下してしまい、口呼吸になりやすいのです。
矯正治療を受けると、上顎と鼻の成長も促進されますから、口呼吸が自然と鼻呼吸に改善されて、喉や肺や胃腸の病気にもかかりにくくなります。

症例の治療に必要な標準的な費用(当投稿日現在)

1,045,000円(税込) 裏側矯正(フルリンガル)

  • 調整費別途

主なリスク・副作用

きちんと歯磨きをしないと、虫歯や歯周病が進むことがあります。

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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