全顎(フルマウス)治療症例
2025年 07月 02日

全顎(フルマウス)治療症例 入れ歯で噛めない方のための全顎治療

年齢・性別

80代・女性

来院動機

長年、入れ歯を使用しており、硬いものを食べることを我慢していた。
インプラントでしっかり噛めるようになりたい。
また部分入れ歯の金属のバネも嫌なので、見た目を良くしたい。

治療内容

事前の精密検査

初診時のレントゲン写真

上顎の残り少ない歯の状態は非常に悪いことが分かります。

初診時の口腔内写真

長年の入れ歯の使用で、上の歯はグラグラでした。
上顎の口腔内写真。
下顎の口腔内写真。
入れ歯が使用している時はこのような感じです。
金属のバネが目立ちます。

治療方針

患者様とご相談した結果、上顎は歯茎が人工物になってしまうオールオン4ではなく、より天然歯に近いボーンアンカードブリッジによるインプラント治療を行うことになりました。
上顎には7本のインプラント埋入、下顎には4本のインプラント埋入と前歯4本のセラミック修復、で快適な噛み合わせを再建する計画を立てました。
治療期間は9ヶ月ですが、元々使っていた入れ歯も活用することで、歯がない不自由な期間はありません。

治療中のデジタルデータ

上顎奥歯のインプラント埋入ポジションのシミュレーション画像。
最終的なセラミック歯をあらかじめデジタルデータで再現しておくことで、理想的な位置にインプラントを埋め込むことが可能となります。
上顎前歯も同様のシミュレーションを行うことで、オペ時間を短縮することができます。

治療後のレントゲン写真

シミュレーションで想定された理想的な位置に全てのインプラントが埋入されました。

治療後の口腔内写真

上顎には12本のインプラント上部構造(セラミック歯)、下顎奥歯には4本のインプラント上部構造(セラミック歯)、下顎前歯には4本のセラミック歯が入りました。
天然歯とほぼ同じ形態をボーンアンカードブリッジでは再現することができます。
下顎も天然歯と同じ形態を模倣することができました。

オールオン4&ボーンアンカードブリッジ担当歯科技工士の紹介

当院の全顎治療(フルマウス治療)における、全てのインプラント上部構造とセラミック歯の作製を担当しているのは、歯科技工士の高畑寿也先生。
これまで手がけてきた全顎治療(フルマウス治療)の症例数は1,000以上と、抜群の技術と経験を有しています。
私と高畑先生がタッグを組むことで、患者様に何でも食べれる最高の噛み合わせを提供いたします。

症例の治療に必要な標準的な費用

上顎無歯顎用ボーンアンカードブリッジ→4,400,000円(税込)
下顎奥歯インプラント4本→1,760,000円(税込)
《1本あたり440,000円(税込)》
下顎前歯セラミック4本→528,000円(税込)
《1本あたり132,000円(税込)》

総額 6,668,000円(税込)

主なリスク・副作用

インプラント治療には「腫れ・痛み・違和感・出血・感染」などのリスクがあります。 
また、稀にインプラントと骨が結合しないことがあります。 
もし万が一、インプラントと骨が結合しない場合は、すぐに再埋入手術を無料で行わせて頂きます。
当院のインプラント治療には10年保証が付いていますので、ご安心下さい。
セラミックが稀に欠けたり割れたりすることがあります。
当院のプレミアムセラミック治療には10年保証が付いていますので、トラブル発生時には無料対応いたします。
(半年に1回の検診が、保証の条件となります。)

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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