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院長ブログ

院長 三浦 陽平

2014年 10月 07日

奥歯のインプラント治療④

今回は前回に引き続き、骨がない場合のインプラント治療のお話になります。

上あごはどちらかと言うと骨の高さが足りない場合が多く、下あごは骨の幅が足りない場合が多いです。当然、骨が足りないとインプラントが露出してしまって、脱落の原因となってしまいます。

では骨幅がたりないときに、どうやって骨を造るか?GBR法というやり方を用います。

骨が不足している部分に粉砕した自家骨(自分の骨)もしくは人工骨を置き、その上にメンブレンという人工膜で覆います。
およそ3か月後には骨が再生されインプラントが長期的に安定します。10年20年と長持ちさせるためにも、骨のボリュームをアップさせることは必須だと考えています。インプラントはチタンで出来ていますから虫歯にはなりませんが、歯周病にはなってしまいます。もし将来的に歯周病になってしまっても、骨がしっかりありさえすればクリーニングを行いメンテナンスを行うことで、大きなトラブルは生じません。

インプラントを埋め込んだ段階の写真です。外側の骨が全くなく、インプラントが骨に覆われていません。

GBR法を行い、露出している部分に人工骨をしきつめました。この状態で縫合して3ヶ月ほど待つと、しっかりした強い骨が出来てくれます。

埋入後のレントゲン写真です。右下の奥から3番目がインプラントです。

CTで確認してみると、すべての断面図でインプラントが骨に覆われていることが分かると思います。この方の処置時間はわずか30分ほどで終了し、まったく痛みも腫れもなく、翌日からお仕事をバリバリこなすことが出来るくらいでした。

今までに骨が足りなくて「インプラント治療が難しい・大変だ」と言われた方は、ぜひご相談下さい。

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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