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院長ブログ

院長 三浦 陽平

2016年 07月 06日

海外には存在しない銀歯①

意外に知られてないことですが、銀歯は日本以外の国には存在していません。皆さんが銀歯と言っているものは、金と銀とパラジウムによる合金です。合金なので原価が安く済む=治療費が安いというメリットはありますが、様々なトラブルも引き起こしてしまいます。

銀歯のリスク①銀歯の中でまた虫歯になってしまう。
銀歯と歯は歯科用セメントでくっついていますが、銀歯は加工精度が悪いので、残念ながらギャップがある状態です。その隙間にまた虫歯菌が入り込んで、さらに深いところで虫歯がデキるという悪循環が生じてしまいます。たちの悪いことに硬い合金であるがゆえに、銀歯は壊れずに残っていますがその下の大事な天然歯は壊れていってしまうんですね。

銀歯のリスク②歯周病が進行しやすい。
歯周病の最大の進行原因は歯磨き不足です。銀歯とご自分の歯の間には小さい隙間が存在していますから、そこに汚れが停滞してしまうと、歯周病が進行してしまいます。もちろん、その隙間も日々のお手入れでキレイにすればいいのですが、歯間ブラシとフロスを毎食後に使うのはかなり面倒でしょう。

銀歯のリスク③金属アレルギーになる。
銀歯の表面から唾液中に金属イオンが溶け出すことで、金属アレルギーを引き起こす場合があります。症状としては、手足に湿疹ができたり・全身にブツブツができたりします。皮膚の病気かと思ったら、実は銀歯が原因だったということも。。。銀歯に含まれているパラジウムに対してアレルギー反応を示す方は多く、100名中20名ほどの方が反応してしまうというデーターもあるようです。


一見、何の問題もない銀歯ですが、、、


外してみたら、こんな感じに虫歯になってしまっています。

保険が適応されないため高価にはなりますが、当院ではセラミックかゴールドを用いた虫歯治療を推奨しております。

 

海外には存在しない銀歯②はこちら

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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