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院長ブログ

院長 三浦 陽平

2016年 09月 14日

痛みを与えない為に②

前回に引き続いて、無痛治療についてのお話。

治療中の痛みを無くすには、麻酔を適量使うしかありません。
たまに「麻酔なしでお願いします!」と言われることもありますが、基本的にはオススメしていません。一度痛みを感じてからの、麻酔は効きが悪いのです。。。なので、最初からしっかり麻酔を受けて頂いてからの治療がベストですね。

でも、その麻酔自体が痛くて辛いから歯科医院に行くのが嫌なんだよなー、という方もたくさんいることでしょう。

今日は当院の麻酔のこだわりについてご紹介します!

①針が入るところにあらかじめ表面麻酔のゼリーを塗っておく。
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3分〜5分粘膜に浸透させることで、針が刺さるときの痛みを無くすことができます。

②局所麻酔を2段階に分けて注入する。最初から深い部分に針が入ると痛みを感じやすいですからね。まずは浅いところに麻酔薬を入れておいて、その5分後くらいに深いところに麻酔薬を追加する。時間がかかるのが難点ですが、確実に痛みは減ります。親知らず抜歯とインプラント埋入のときは、この2段階麻酔をよくやりますね。

③電動麻酔器を使う。実は外科処置よりも麻酔が効きにくいのは歯の神経の処置《根管治療》の時なんですね。とくに下顎の奥歯の場合は骨が厚いので、なかなか麻酔が効きにくくて苦労します。そんな時は電動麻酔器の出番です!
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コンピューター制御により人間の手の力では難しい、歯と骨を繋ぐ靭帯に麻酔薬を入れることができます。電動麻酔器は100%麻酔を効かせることができる優れものなんです。ただ、強圧で麻酔薬を入れていくため、治療後の痛みが強く出てしまう欠点もあります。

④針がない麻酔器を使う!ドイツ製のシリジェットという製品を用意しています。
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麻酔液に高圧をかける事により、少量の薬液が霧状となって歯茎の中に入っていきます。
針が無いので、針を刺す痛みから開放されます。表面麻酔と通常の麻酔の中間くらいの効果なのでケースは選びますが、小児歯科治療・歯周病治療では重宝していますね。

いかがでしょうか?
でも本音としては、痛くなったり困ってからでなく、定期的に検診・クリーニングに来て頂くのが、歯科医院を痛くなくて快適な場所に思ってもらえる唯一な方法だと思っております。

予防歯科に勝るものはないですから。。。

 

第1弾はこちら 第3弾はこちら

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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