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院長ブログ

院長 三浦 陽平

2017年 11月 23日

電動歯ブラシの利点と欠点

最近よく患者様に聞かれる話題の一つが、電動歯ブラシについて。

実は、僕がまだ北海道大学歯学部に在籍していた15年以上前の段階では、電動歯ブラシに否定的な意見が大半でした。

高齢な方や・障害をお持ちの方には有効な道具ではあるものの、一般の方の場合は普通の手磨きの歯ブラシの方が優れていると歯周病学の授業でも教えられていたくらいです。

ですが、他の生活家電と同じくどんどん各メーカーの技術力が上がり、電動歯ブラシを積極的に選んでいい時代になりました。

当たり前ですが、どちらでも正しく磨けていれば、歯の汚れをしっかり落とせるので、差はありません。

以下のメリット・デメリットを参考にして頂いて、どちらで歯磨きするかを選択して頂ければと思います。

 

電動ハブラシのメリット
1 自動でブラシが動くので小児・高齢者・障害者などうまく手を動かせない方に適している。
2 音波ブラシ・超音波ブラシ・回転ブラシなど様々な製品が発売されているので、自分の用途に合ったものが選択可能。
3 手磨きのように、テクニックを必要としない。
4 各社メーカーの上位機種ならばたったの2分で磨き上げることができる。《ちなみに手磨きは15分の時間が必要》

電動ハブラシのデメリット
1 1万円〜3万円と高価である。
2 替えのブラシも1本あたり千円以上とランニングコストも割高である。
3 振動や作動音が気になる人には気になる。
4 正しい使い方をしないと歯や歯茎を傷めてしまう。

 

結論としては、電動歯ブラシ最大の魅力は、手磨きなら15分かかる歯磨きの時間が2分に短縮できることでしょう。

本体価格や消耗品のコストが割高になる代わりに、時間を節約できるのは素晴らしいと思います。
朝昼晩と1日3回磨くと仮定すると、手磨きなら45分もかかるのに、電動歯ブラシならば6分で済んでしまいますからね。

写真は、当院でも5年ほど前から販売している、フィリップスのソニッケアー。
クリニックで取り扱っておきながら、どんなに進化しても人間の手にはかなわないだろうと僕はずっと手磨きだったのですが、試しに3ヶ月前に使ってみてビックリ!!!本当に2分で全ての歯がツルツルになるのを実感して以来は、日々の生活に欠かせない愛用品です。

 

 

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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