目次
年齢・性別
40代・女性
来院動機
上の前歯の差し歯が取れてしまった。
かかりつけの医院では歯根嚢胞があり残せないと言われたので、インプラント治療を希望。
治療内容
事前の精密検査
初診時のレントゲン写真

初診時の口腔内写真

初診時のCT写真

歯根嚢胞がある場合は、嚢胞摘出術を行なった上での温存、嚢胞ごと抜歯してのインプラント治療、いずれかが適応となります。
治療方針
歯根嚢胞(しこんのうほう)は、虫歯や怪我などが原因で歯根の先端に膿の袋ができる病気です。
基本的には無症状のため、患者様の自覚なく大きく嚢胞が成長してしまいます。
治療方法は主に以下の2つがあります。
①外科的治療(嚢胞摘出術・歯根端切除術)
歯茎を切開し、原因となっている歯根先端部と嚢胞を丸ごと取り除きます。
症状が改善した場合は、残った歯根を活かしてセラミック冠を被せます。
②抜歯
歯根が割れている、歯根そのものが弱っている場合は、残念ながら抜歯となります。
嚢胞の大きさ自体も歯の保存の可否に関わりますが、それ以上に残っている歯根が丈夫かどうかが判断の分かれ目となります。
今回の症例においては、残っている歯根のボリュームが少ないため、抜歯と嚢胞摘出術を併用した上でのインプラント治療をご提案しました。
治療中の口腔内写真とCT写真

歯茎にこのような小さい切開を加えていきます。


元々割れていたのか、力をかけたところ4つに砕けました。


十分な長さがあることで、鼻腔底の硬い皮質骨にインプラント先端を噛み込ませることができます。
強固にインプラントを安定させることで、即日に仮歯を装着することが可能となります。





長いインプラントが鼻腔底にピッタリと噛み込んでいることがわかります。
手術時間は約15分でした(クリーニング・麻酔時間を除く)。


当院の前歯のインプラント治療は全て即日で仮歯が入ります。
治療後のレントゲン写真

前歯のインプラント治療が奥歯と比較して難しいとされる理由の一つは、この長さです。
長いインプラントを理想的な位置にピンポイントで埋め込む高度な技術が必要となります。
治療後の口腔内写真

*なお同時進行で、上顎左側の2番目の前歯にはセラミック治療を行なっています。
Dr.より
インプラントに限らず、当院では最小の施術回数で、治療が完了することを心がけています。
今回のように歯根嚢胞があるケースでは、多くの医院さんで以下のような1年がかりの工程となることがあります。
①抜歯と歯根嚢胞摘出
↓3ヶ月待つ
②骨増生
↓6ヶ月待つ
③インプラント埋入
↓3ヶ月待つ
④インプラント上部構造セット
当院では、全ての外科処置を同時にまとめて行うことで、
・治療期間を短く
・麻酔の回数を少なく
・切開と縫合は1回のみ
・痛みと腫れを最小限に
・即日での見た目の回復
を実現しています。
症例の治療に必要な標準的な費用
495,000円(税込)
主なリスク・副作用
インプラント治療には「腫れ・痛み・違和感・出血・感染」などのリスクがあります。
また、稀にインプラントと骨が結合しないことがあります。
もし万が一、インプラントと骨が結合しない場合は、すぐに再埋入手術を無料で行わせて頂きます。
施術名
インプラント治療
施術の説明
インプラント治療とは、歯を失ったところにチタン製の人工歯根を埋入し、新しく歯を再建する方法です。