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院長ブログ

院長 三浦 陽平

2014年 08月 26日

ブリッジ

歯が残念ながら無くなってしまった場合には、ブリッジという方法もあります。

ブリッジの欠点としては①前後の歯を大きく削る必要がある。②歯の本数が増えたわけではないので噛む力は8割程度しか回復しない。③清掃が大変。④インプラント比べると長持ちしない。

長所としては①入れ歯と違い固定性なので、取り外しの必要がない。②外科処置を伴わない。③治療期間が短い。などという特徴が挙げられます。

昔はインプラント治療がなかったため、歯がないときはブリッジが第一選択でした。当院では歯の欠損が生じた場合、インプラント・入れ歯・ブリッジ・放置の4つを提案し、治療方法を患者様と相談の上で決定しています。

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写真を見てもらえると奥から2番目の歯が失われていることが分かると思います。インプラント治療ももちろん提案しましたが、顎骨の量が非常に薄く骨造成手術も併用する必要があったため、そこまでの外科処置は受け入れて頂けませんでした。もともと前後の歯は削られていて被せ物が入っていたこともあり、ブリッジによって欠損を補う治療計画となりました。ブリッジの素材も何種類かあるのですが、出来るだけ土台となる歯を長持ちさせたいというご要望があったため、セラミックでの修復を提案しました。

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セット後の写真です。男性でかなり噛む力が強い方でしたので、セラミックの中でも最も強度があり丈夫な「オールジルコニア」を用いています。単色で審美性には劣るので前歯には使用できませんが、奥歯に使うには十分キレイな仕上がりではないでしょうか?生体との親和性にも優れているので、虫歯や歯周病も再発しにくいです。さらにこのケースでは生体親和性を生かし、欠損部の歯茎にブリッジを押し付けています。ご飯も挟まらず、清掃がとにかく簡単なので、患者様はとても満足されています。

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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