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院長ブログ

院長 三浦 陽平

2015年 05月 30日

審美歯科⑤

今日は久しぶりに審美歯科の話題になります。

当院で扱っているオールセラミックには、①E-MAXオールジルコニア の2種類が用意されていましたが、今春から更にもう1種類が導入されました。

SHTという製品名で、E-MAXとオールジルコニアの中間の性質を持っています。

審美性に優れた順番に並べると、E-MAX→SHT→→オールジルコニアとなり、

強度に優れた順番に並べると、オールジルコニア→SHT→→E-MAXとなります。

強度(丈夫さ)の指標としてメガパスカルという単位があります。パスカルは圧力の単位でメガパスカルはパスカルの100万倍。数字が大きいほど丈夫で奥歯にも使用出来るというわけですね。

もう一度強度に優れた順番に並べると、オールジルコニア(700メガパスカル)→SHT(600メガパスカル)→→E-MAX(400メガパスカル)となり、SHTの丈夫さが分かって頂けると思います。

E-MAXは前歯のみの適応、オールジルコニアは奥歯のみの適応ですが、SHTはどの部位でも使用出来ます。

印象前

左下の奥歯2本の型取り前の写真です。

セット後

SHTセット後の写真です。やや透明感に欠ける欠点もありますが、充分な審美性を兼ね備えていると言えるでしょう。

どこの業界もそうでしょうが、歯科医療の世界も日進月歩で次々に新しい素材と技術が開発され、応用されています。

もう毎日が勉強の日々です!!!

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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