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院長ブログ

院長 三浦 陽平

2022年 11月 13日

前歯の黒い隙間を治す審美歯科治療(セラミック治療)

歯周病が進行してしまうと、前歯の隙間が広がってしまい黒く目立つことがあります。
一般の方からすると、歯周病は歯茎の病気だと思われがちですが、実は違います。
歯周病の本質は、歯茎ではなく歯を支える骨(歯槽骨)が徐々に失われていくことです。

歯周病が進行して、歯を支えている骨が無くなるにつれて、歯茎も痩せていきます。
歯茎が痩せてしまった結果、前歯の隙間が黒く目立ち、見た目の問題が生じてしまうのです。

歯周病そのものは、歯石を徹底的に取り除くことで、進行を食い止めることができます。
しかし、失われた歯槽骨と痩せてしまった歯茎を元通りに再生することはかなり難しいのが現状です。
エムドゲインを用いた歯周組織再生療法を施術することで、歯槽骨の回復はある程度可能ではあります。)

当院では、痩せてしまった歯茎の隙間が気になる方に、セラミック治療を推奨しています。
前歯の黒い隙間を、セラミックで埋めてあげるだけですので、辛い手術などは必要ありません。
治療成功のポイントは、まず最初に歯周病治療をきちんと受けて頂くこと。
当院では、8人の常勤歯科衛生士が歯周病治療を担当しています。
歯石や汚れが残った状態で、セラミック治療を進めても、またそのうち歯茎が下がってしまう悪循環に陥ってしまいますからね。

前歯の黒い隙間をセラミックで治した審美歯科治療例

初診時口腔内写真。
歯周病が進行してしまい、前歯の隙間が黒く目立っている状態での来院でした。
歯周病の治療を行ってから、上顎の前歯4本をセラミックで修復する治療計画を立てました。
歯周病治療が終わり、色合わせを行っている段階の口腔内写真。
徹底的な歯石除去により歯茎が引き締まり、健康的になりました。
治療終了後の口腔内写真。
前歯の目立っていた黒い隙間がセラミック歯を被せることで、無くなりました。
なお、奥歯に使用されていた銀歯も全てセラミックに交換しています。
銀歯そのものが歯周病や虫歯の原因になるので、当院では全ての銀歯をセラミックに変えることを推奨しています。

今回のケースの治療費(前歯のみ)
・ジルコニアセラミック4本→528,000円(税込)
 《ジルコニアセラミック1本あたり132,000円(税込)》
・仮歯代4本→8,800円(税込)
・クリーニングと歯周病治療→約10,000円
総額546,800円

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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