目次
前歯のセラミック治療には繊細な技術が求められます。
前歯のセラミック治療を成功に導くためには以下のポイントをしっかりと押さえる必要があります。
①歯周病治療
②顔貌の資料取り
③丁寧なヒアリング
④最小限の治療回数
⑤セラミック治療専門の歯科技工士との連携
①歯周病治療
日本人の歯を失う原因1位は、実は虫歯ではなく、歯周病です。
健康な歯茎でないと、セラミックを被せても、その歯は長持ちしません。
また、被せたセラミックの根本から出血してしまいます。
当院には常勤の歯科衛生士が10名在籍しています。
セラミック治療の前に、歯周病予防のためのクリーニングを行なっています。

②顔貌の資料取り
口腔内写真に加え、お顔の写真撮影を行なっています。
お顔全体のバランスを考慮することで、よりナチュラルで美しいセラミック歯の製作が可能となります。
全体的な傾向として、女性は目のライン、男性は鼻のライン、を基準としてセラミック歯の形態を決めると、若々しいイメージになります。

③丁寧なヒアリング
カウンセラー及び歯科衛生士が、患者様のご希望を丁寧にヒアリングいたします。
患者様のご希望を伺い、その情報を歯科技工士に伝達することで、より審美性に優れたセラミック歯が完成します。
治療回数、費用、デメリット、などを含め遠慮なくご質問下さい。

④最小限の治療回数
最も大事な成功ポイントは、最小限の治療回数でゴールへ向かうことです。
治療回数が増えてしまうと、歯茎へのダメージが積み重なり、歯茎が退縮してしまいます。
的確な診断→効率の良い治療計画→最小限の治療回数、このようなプロトコールを遵守することで、歯茎と調和したセラミックが完成します。
1本のセラミックなら平均2回、2本のセラミックなら平均3回、4本のセラミックなら平均4回、で治療が終了します。
(歯周病治療や根管治療が必要な場合は、治療回数は増えます。)
⑤セラミック治療専門の歯科技工士との連携
セラミック治療の目的は、機能性と永続性を兼ね備えた美しい歯を作ることです。
セラミック歯を製作するのは、歯科医師ではなく歯科技工士の仕事です。
審美歯科を専門とする歯科技工士が、当院の全てのセラミック歯を製作しています。

前歯2本の変色が気になる方へのセラミック治療例
初診時口腔内写真

保険診療の樹脂が古くなり劣化したことで、変色が目立っています。
神経のない歯の場合は、どうしても徐々に変色してしまいます。
治療後の口腔内写真

歯茎のラインと調和し、とても自然な美しさになりました。
この症例の治療費
374,000円(税込)
前歯用プレミアムセラミック2本→1本あたり165,000円(税込)
ファイバーコア2本→1本あたり22,000円(税込)
この症例のリスク
セラミックが稀に欠けたり、外れることがあります。
その場合は10年保証が付いていますので、速やかに対応いたします。
*半年に1回の定期検診が保証の条件となります。