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院長ブログ

院長 三浦 陽平

2016年 04月 14日

歯磨き粉の年齢別の使用方法

今回も前回に続き予防歯科の話題になります。

1985年の段階ではフッ素入り歯磨き粉の割合は10%でしたが、現在発売されている歯磨き粉の90%にフッ素が含まれています。10年以上前までは、歯磨き粉はあくまでも《歯磨きの補助剤》という位置付けでした。しかし、今では《未成熟な歯に対しての積極的な予防剤》へとシフトしています。

日本における歯磨き習慣の定着率は95%ですが、残念ながらまだまだ虫歯が多いのが現状です。歯磨き粉の効果的な使い方が浸透していないためだと思われます。

 

「フッ素配合歯磨き粉の効果的な使い方」
①歯ブラシに年齢に応じた量の歯磨き粉をつける。
②磨く前に歯磨き粉を歯全体に広げる。
③2〜3分間歯磨き粉による泡立ちを保つような歯磨きをする。
④歯磨き粉を吐き出す。
⑤5〜15mlの水を口に含む。
⑥5秒間ブクブクうがいをする。←うがいは1回のみ
⑦吐き出した後はうがいをしない。
⑧その後1〜2時間くらいは飲食をしないことが望ましい。
⑨歯磨きの理想のタイミングは毎食後すぐ/歯磨き回数は1日3回がベスト。

 

「フッ素配合歯磨き粉の年齢別応用量」

年齢 使用量 歯磨き粉のフッ素濃度 うがいと注意事項
6ヶ月〜2歳 切った爪程度 500ppm 仕上げ磨き時に保護者が行う
3歳〜5歳 5㎜以下 1000ppm 5〜10mlの水で1回のみうがい
6歳〜14歳 1㎝くらい 1000ppm 10〜15mlの水で1回のみうがい
15歳〜 2㎝くらい 1000ppm 10〜15mlの水で1回のみうがい

 

以上のように歯磨きしてもらえれば、虫歯になるリスクを減らせることは間違いなしでしょう!次回は最新の虫歯予防方法第3弾として、フッ素洗口剤について書く予定です。

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この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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