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院長ブログ

院長 三浦 陽平

2019年 10月 14日

最高品質の5年保証セラミックが7万5千円!

当院で矯正用マウスピースの型取りの際に大活躍している、デジタル光学スキャナーのアイテロⅡ

今月からは、審美歯科治療のセラミック修復の型取りにおいても、日々使用されるようになりました。

粘土のようなピンクのドロっとしたものでの型取りは必要なく、カメラでお口の中のデーターを記録します。


幅2センチ弱のカメラで高速撮影を行うと、

こんな感じで上と下と噛み合わせの写真データーができます!
あとは、このデーターをe-mailで歯科技工士さん(歯を作る職人さん)に送るだけで、クリニックでの作業は終了します。

従来であれば、
①粘土のようなもので、歯型を取る。
②歯型に石膏を注ぐ。
③石膏を歯科技工士さんが微調整する。
④歯科技工士さんが石膏の上にロウソクで歯のデザインをする。
⑤ロウソクを溶かしたところに、金属を流し込んで歯のフレームを作る。
⑥金属の上にセラミックを焼き付ける。
⑦セラミックの部分の研磨をする。
以上のように7つの工程を経て、セラミック歯が完成していました。

これからは、
①デジタル口腔内スキャナーで歯型のデーターを取る。
②歯科技工士さんがパソコン上でセラミック歯のデザインをする。
③ロボットアームがセラミックブロックを削り出して、セラミック歯を作る。
④細かい噛み合わせと色合わせを歯科技工士さんが行う。
以上のように4つの工程で、セラミック歯が完成します。

工程を省けますから、当然その分を患者様に還元できます。

奥歯に限りますが、今までは1本10万円(税抜き)ほどしていた、最高品質のセラミックが1本7万5千円(税抜き)で提供できるようになりました。

このデジタル光学スキャナーにはAIが組み込まれているのです。
AIを活用する事で、以下のようなメリットが生まれます。
・歯型の型どりが簡単にできる。
・歯型の輸送コストがかからない。
・歯科技工士さんは人間にしかできないことに集中できる。
・工程がシンプルになるので、治療費も安くできる。
・工程がシンプルな分、精度の高いセラミック歯を作成できる。

歯科医院も歯科技工所も患者様も、全員がメリットを共有できるのが、AIを組み込んだデジタル口腔内スキャナーなんです!

歯の治療も、いよいよデジタルとAIの時代を迎えてきています。

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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