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院長ブログ

院長 三浦 陽平

2023年 01月 10日

切らない縫わないインプラント治療③

当院では、切らない縫わないインプラント治療(フラップレスインプラント)と悪い歯を同時に抜くインプラント治療(抜歯即時埋入インプラント)を同時に行なっています。

悪い歯を抜くと、そこには穴ができます。
その穴にシンプルにインプラントを埋め込んでいくだけなので、痛みと腫れもありません。
メスで切開もしないですし、糸で縫わないので、来院回数を最小限にできます。

1日目
レントゲン撮影 口腔内写真撮影 CT撮影 などの精密検査
2日目
抜歯とインプラント埋入
3日目
インプラントの型取り
4日目
インプラントに上部構造(セラミック歯)を装着

以上のように、4回の通院回数で全ての処置が完了します。
治療期間も3ヶ月しかかかりません。
メリットしかないと言える手法なのですが、残念ながらほとんどの歯科医院では行われていません。
・メスで切開していないので、見える範囲が非常に少ないこと。
・抜歯する際に周囲の骨を温存しなくてはいけないこと。
以上2点をクリアすることが、フラップレスインプラントと抜歯即時埋入インプラントの成功には欠かせません。
わずか直径7ミリ以内のエリアにおける、繊細な手技が求められるからです。


・大きく切る治療方法を提案された。
・痛みと腫れがかなりあると言われた。
・悪い歯を抜いてから、半年ほど待ってからのインプラントオペと説明された。
他院さんで以上のような説明を受けた方は、インプラント専門医院である当院にぜひご相談下さい。

フラップレスインプラントと抜歯即時埋入インプラントのコンビネーション治療例

右から2番目の歯が壊れてしまっています。
抜歯した後の状態です。
内側の硬い骨を直径2ミリの細いバーで削ってから、小さいピンを立てます。
万が一のトラブルも生じないように、ピンと下顎神経の距離を、CT撮影により確認します。
下顎神経を損傷してしまうと、唇の麻痺が生じてしまいますからね。
下顎神経とインプラントの距離は2ミリ離れていたら問題ないとの文献もありますが、当院では3ミリ離すことを心がけています。
このCT写真では7ミリと十分な距離がありました。
小さい穴を少しずつ拡大していきます。
直径4.5ミリ長さ8.5ミリのサイズのインプラントを今回の症例では使用します。
インプラントが理想的な位置に収まりました。
仮蓋をセット後に、隙間に人工骨を敷き詰めて、オペ終了となります。
抜歯を含めても、処置時間は15分程しかかかっていません。
CT写真で確認すると、骨が真ん中にインプラントが埋め込まれたことが分かります。
抜歯とインプラント埋入から3ヶ月後に、上部構造(セラミック歯)をセットします。
適合と噛み合わせが完璧であることを確認してから、アクセスホールを樹脂で埋めて、治療終了となります。

切らない縫わないインプラント治療①はこちら

切らない縫わないインプラント治療②はこちら

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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