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院長ブログ

院長 三浦 陽平

2022年 04月 30日

早く歯を入れたい方のためのインプラント治療

当院では、「できるだけ早く歯を入れたい方」のために、抜歯即時埋入インプラント即時荷重インプラントを行っています。

インプラント治療に慣れていないクリニックや大きい総合病院を受診して、治療期間が半年〜1年と言われてしまった方もぜひご相談下さい。
通常であれば複数回の手術が必要なケースでも、1回の手術で済むようにすることで、2ヶ月半程の短い期間で治療が終わります。

早く歯を入れたい方向けに抜歯即時埋入インプラントを行った治療例

左上の銀歯が外れてしまい、インプラント治療をご希望で来院された患者様の初診時口腔内写真。
他院さんでは、サイナスリフトを併用しての骨増生手術を提案されたため、治療期間が1年以上かかると言われていました。
抜歯と同時にショートインプラントを埋め込むことで、1回の手術のみを患者様に我慢して頂く計画を立てました。
まず抜歯を行います。
抜歯の際に、インプラントのネジ山を引っ掛けるための骨を可能な限り温存することが、抜歯即時埋入インプラントの成功ポイントです。
残った骨の真ん中にインプラントを埋め込むための穴を、ドリルで掘っていきます。
この時に専用ドリルを逆回転で回すことで、薄い骨を圧縮して広げていきます。
実はこの症例では上顎洞底粘膜が最初から損傷していました。
そのために、念の為コラーゲンスポンジで損傷した部分を封鎖しています。
直径6ミリ長さ7ミリのワイドショートインプラントを使用します。
理想的な位置にインプラントが埋め込まれました。
インプラントの周囲に人工骨を敷き詰めます。
最後にコラーゲンスポンジを更に置き、十字に塗って手術終了となります。
手術時間は僅か20分とスピーディーに終わりました。
手術後のCT写真。
太くて短いインプラントが骨内に収まっていることが分かります。
この状態で2ヶ月程待てば、インプラントは骨と生着します。
手術から2ヶ月後、型取り用のパーツをセットして適合精度をレントゲンで確認します。
奥歯のインプラント上部構造の型取りは、プライムスキャンによる光学印象で行っています。
従来の粘土のようなものでの型取りではないので、嘔吐反射がある方でも辛くありません。
手術から2ヶ月半後にセラミック歯が入りました。
横から見ても、とても自然で馴染んでいます。

今回のケースの治療費
インプラント1本→440,000円(税込)

この記事を書いた人
院長 三浦陽平

くげぬま海岸歯科クリニック 院長の三浦 陽平です。何歳になってもしっかり噛めるように、すてきな笑顔でいられるように、20年後・30年後を見据え、やり直しがない本当に良い治療を提供していきたいと思っています。

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