インプラント治療の流れ

インプラント治療を正確に行うためには、顎骨を立体的に把握できるCT撮影が必須となります。
当院で導入しているCT撮影機器は、最新型のMORITA社製Veraview X800です。
少ない放射線量でありながら、骨密度・神経・血管・副鼻腔などが鮮明に映し出されます。
精密検査とCT撮影の結果を踏まえて、治療期間と治療費用を明示いたします。
その際に、歯科医師だけの意見で決めるのではなく、歯科衛生士の意見も取り入れることで、より患者様のご希望に寄り添った治療計画をご提案いたします。

※STEP01とSTEP02を同日にまとめて行うことも可能です。

歯周病菌はインプラント手術に好ましくないので、事前に口腔内をキレイにしておく必要があります。
歯科衛生士が、口腔内の歯石を徹底的に除去することで、インプラント手術の成功率を99.9％以上にすることができます。
普段から検診・クリーニングを受けている方であれば、1回の診療、もしくは省略できる場合もあります。

局所麻酔をした上で、小さなネジ状のチタン製インプラントを顎骨の中に埋め込みます。
手術中の感染を避けるために、厳密な滅菌・消毒の行き届いた専用手術室で施術します。
骨量がある程度ある場合は、二次手術は必要なく、この1回のみで手術終了となります。
当院のインプラント症例の約9割は、二次手術を行なっておらず、患者様に最小限の負担で済むように配慮しています。
また、眠っている間に手術を済ませたい方には、静脈内鎮静法も行なっています。

インプラントと骨が結合するまでの期間は、月に1回ほどの通院で経過観察していきます。
前歯や見える箇所の場合にはキレイな仮歯を入れますので、インプラント治療を受けているとは分かりません。

2回法イメージ

インプラントと骨が結合したら、頭出し手術を行います。
歯茎を少し切開するだけなので、痛みと腫れはほとんどありません。
著しく骨が少ない症例のみ、二次手術が必要となります。

インプラント周囲の骨と歯茎が安定したら、型取りを行い、上部構造の製作を歯科技工士にお願いします。
インプラント専門の高度な技術を持つ歯科技工士に依頼することで、美しく機能的なセラミック歯が完成します。