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インプラント不具合時のリカバリー治療

Recovery

当院では他院で行われたインプラントの再治療(リカバリー治療)も行っています。

数年前に埋め込んだインプラントに以下のような不具合はありませんか?

  • インプラントがカタカタする。
  • インプラントがグラついている。
  • インプラントで噛むと痛い。
  • インプラントから膿が出る。
  • インプラントが折れた。
  • インプラントが抜けた。
  • インプラントの見た目が悪くなってきた。

インプラントは素晴らしい治療方法ですが、万能ではありません。
ご自分の天然の歯への治療と同じく、どうしても一定の割合でトラブルは生じてしまいます。

インプラントにトラブルが生じたらどうしたらいいの?

まずは、過去にインプラント治療を受けられた医院を、受診されるのが望ましいです。
過去の情報があるというは大きなアドバンテージですし、インプラントの製造メーカーとの連携もスムーズに行えるので、治療費も安くすむ可能性が高いです。
しかし、転勤や引っ越しなどのご事情で、どうしてもインプラント治療を受けたクリニックに行けないこともあると思います。
当院では、そのような方のために、インプラントの再治療も承っています。

インプラントの再治療(リカバリー治療)の費用

1
他院で顎骨に埋め込んだインプラント本体には問題がなく、上部構造(セラミック歯)の交換のみで済む場合

奥歯 220,000円〜275,000円(税込)
前歯 242,000円〜297,000円(税込)

2
他院で顎骨に埋め込んだインプラントが簡単に抜ける(もしくはすでに抜けている)場合

奥歯 447,000円(税込)
前歯 469,000円(税込)

※古いインプラントの撤去と新しいインプラントの埋入と上部構造(セラミック歯)の合計金額です。

3
他院で顎骨に埋め込んだインプラントが完全に骨に生着し撤去が困難な場合

奥歯 528,000円(税込)
前歯 550,000円(税込)

※古いインプラントの撤去と新しいインプラントの埋入と上部構造(セラミック歯)と人工骨の合計金額です。

治療例 1

初診時口腔内写真。
他院さんで15年前に入れたインプラントの上部構造(セラミック歯)が壊れて、来院されました。
ここ最近5年間は歯科医院に通っていなかったようで、インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)にもなっており、膿が絶えず出ている状態でした。
インプラント周囲炎になってしまった場合は、無理に古いインプラントを生かすのでなく、新しいインプラントを埋め込むことを当院ではご提案しています。

古いインプラント周囲の歯茎を切って開きます。

専用ドリルで、古いインプラントを撤去します。
古いインプラントの直径が4ミリなので、内径が4ミリ外径が5ミリの撤去用ドリルを使用しました。

わずか5分で古いインプラントの撤去が完了しました。

代わりとして直径5ミリ長さ8.5ミリのサイズのインプラントを埋め込んでいきます。

新しいインプラントが、同じ位置に収まりました。
専用ドリルを活用することで、患者様の負担を最小限にすることができます。

2本だけ縫ってオペ終了となります。
トータルのオペ時間が僅か15分のみ。
シンプルな処置に徹することで、術後の痛みと腫れもありません。

CT写真でも、理想的な位置に新しいインプラントが入ったことが確認できます。

オペから2ヶ月後の口腔内写真。
綺麗に歯茎も治りました。

レントゲンも撮影して、インプラントと型取り用パーツがしっかり嵌合しているか確認します。

型取りから2週間後に、インプラントに上部構造(セラミック歯)をセットしました。

最終工程においても、レントゲン写真を撮影します。
隙間なく、接合されていることが、インプラント治療成功の秘訣です。
寸分の狂いもなく接合されたインプラントは、20年30年と長持ちします。

最後に、アクセスホール(インプラント本体と上部構造を固定するスクリューを締めるための穴)を樹脂で埋めて、治療終了となります。

治療例 2

10年以上前に他院で入れた前歯のインプラントが抜けてしまい、当院を受診されました。

抜けてしまったインプラントの写真です。
インプラント周囲炎が脱落の原因だと思われます。
直径4ミリ長さ10ミリほどのインプラントフィクスチャーでした。
早急に見た目の回復を図る必要があったため、初診日の3日後にインプラントのリカバリーオペを行うことになりました。

脱落してしまったインプラントよりも長いインプラントを埋め込むために、鼻腔底に近い部分の骨をドリルで削ります。

直径4ミリ長さ15ミリの新しいインプラントを埋入していきます。

インプラントが理想的な位置に埋め込まれました。

インプラント周囲炎によってできた隙間を人工骨で埋めました。

インプラント埋入後のCT写真です。
長いサイズのインプラントを硬い鼻腔底の骨に噛み込ませることで、即日で仮歯を入れることができます。

仮歯用の土台を建てます。

オペスタートから1時間半後に、美しい仮歯が入りました。
2ヶ月間は硬いものを前歯で食べないように気をつけて貰う必要はありますが、それ以外に注意事項はなく通常の生活を送って頂けます。

3ヶ月後に仮歯をセラミック歯に交換して治療終了となります。

治療例 3

左上の奥から2番目に入れたインプラントが噛むと痛いというお悩みで来院された患者様のレントゲン写真です。

CTによる断層図です。
インプラントが斜めに入っていることがわかります。
噛み締めが強い方の場合は、斜めに埋め込まれたインプラントだとトラブルが起きてしまうことがあります。
咬合力に対して垂直に力を受け止めることができる位置に、インプラントを埋め直す必要があります。

左から2番目の歯がインプラントです。

まず、上部構造(セラミック歯)を外します。

専用のドリルでインプラント周囲の骨を一層削除します。

約5分でインプラントを撤去しました。

インプラントを撤去した後の口腔内写真です。

撤去したインプラントより、1サイズ太いインプラントを埋め込んでいきます。

角度を補正して、外側に新しいインプラントを埋入しました。

インプラントが垂直に埋め込まれているのがわかると思います。

撤去したインプラントの隙間は人工骨で埋めました。

最後に縫合してオペ終了となります。

オペから3ヶ月でここまで、キレイに治りました。

新しいセラミック歯をセットして治療終了となります。